シューティンググラス
目に有害な紫外線、青色光線をカット
*紫外線について
もちろん野外での使用になりますので当然です。
レンズカラー
1枚を競うアスリートには、サングラスは大変重要なアイテムである
本来、目を保護するためのものですが、レンズの色によってクレーを見やすくする効果もあります。
カラーはバーミリオン(朱色)またはオレンジ系ハイコントラストレンズが輪郭が出てくるのでお勧めです。
日本人の黒の瞳にとって、オレンジやイエローというのは輪郭を浮かび上がらすだけではなくその対象物自体を膨張させ大きく感じさせる効果もあります。
各国クレー射撃のナショナルチームでは刻々と変化する射場での光の具合や背景(空の色、バックストップの状態)を見極めてそれに適したレンズ交換が勝敗を分ける1つのポイントになるとのコメントを聞いたことがあります。茶色系は強い光の時に、黄色系は薄暗い光に、赤系は普通の光にクレーが見やすくなるといわれています。日本の射場では、赤系のグラスが多いでしょうか?
ただしこれだけではありませんこれらのカラー性質をもった偏光レンズが最もお勧めです。
室内や木々が生い茂るような場所では不向きですが、光を遮る障害物がないような競技では周りや地面からの乱反射をカットしますのでより対象物の認識がしやすくなります。
女子Wトラップの中山選手は、シューティンググラスに7色のレンズを使い、世界の強豪を破りプレオリンピックで優勝しました。
強度
クレーを見やすくする以外にも万が一の散弾の火薬カスやクレーの破片、兆弾から目を保護する役目も重要です。フィールドでは、樹木の枝などから目を守ることが出来ます。
スキートでは割れたクレーの破片が射手めがけて飛んでくることがありますし、希にですが跳弾が顔や身体に当たることもありますから、シューティンググラスは必修です。
射撃だけではなくサバイバルゲームやアーチェリーにおいても言えることです。
フレーム形状
ファッション重視のデザイングラスと射撃専用のグラスの大きな差は、普通のグラスが目線が水平から下の部分をカバーするグラスに対して、射撃用は、水平から上部の部分をカバーするものになります。普通のグラスを射撃でかけますとどうしてもフレームの上部が視野にかかってしまい使いにくいこともあります。
どうしても射撃では、上空を飛ぶクレーもしくは鳥を追いますので必ずご相談ください。
また顔を覆う形状のスポーツタイプでなければなりません。
サイドからの光のさしこみやレンズへの映り込みを避けることが集中力のアップにつながります。
さらに、スイングに伴う動きや銃の反動の衝撃にもずれないものでなければなりません。
アーチェリーについて
アーチェリーの世界でも1980年代後半から、夏や炎天下の競技ではサングラスが使われるようになってきました。
アーチャーはなぜサングラスを使うのでしょうか。最も常識的な目的は「防眩」です。その名のとおり、太陽のまぶしさを防ぐための道具です。しかしアーチェリー競技においては光だけではなく、風や埃や虫を防ぐことも重要であり、照準(エイミング)の精度向上を目的に用いられると考えるべきです。
例えばライフルやピストル射撃競技で、逆に曇天や暗い日の照準において対象物の輪郭を鮮明にしたり、照準点を見易くする目的でもカラーレンズや偏光レンズが使用されるように、使用されるレンズの色や濃度を使い分けること(このことは非常に重要なポイントです)で天候や距離にかかわらず、目と照準を最適な状態に保つための道具としてサングラスは使用されてしかるべきものと言えるでしょう。
しかし あまりん安価なものですと色がついていたり偏光であったりしても使えないものも多いのです。
照準のずれの少ないレンズをご使用ください。(プリズム補正)
偏光レンズについて
度付き対応について